今回はロンドンの定番ミュージアムをまとめてみました。
ロンドンには本当に数多くのミュージアムが点在していますが、今回ご紹介するミュージアムは必見です。
入場料も常設展は無料なので、気軽に立ち寄ることができます。
といってもとても広いので、ゆっくり楽しみたい方は時間に余裕を持って行くことがおすすめです。
British Museum(大英博物館)
大英博物館は、ロンドンの中心部に位置する世界有数の博物館です。
大英帝国時代に収集された、歴史的に貴重な展示物が多数あります。
入ってすぐのエントランスホールに広がる「グレート・コート」は、ガラス天井が美しく必見です。
見どころとしては、古代エジプトのミイラや、ロゼッタ・ストーン、などが人気です。
ギリシャ・ローマの展示では、パルテノン神殿の彫刻群が圧巻です。中でも、エルギン・マーブルは必見です。
アジアの展示物もあり、中国の青銅器や日本の浮世絵が魅力的です。
特別展は有料ですが、興味深い展示やイベントも定期的に開催されています。
館内にはカフェやショップもあり、ゆったりとした時間を過ごせます。
お土産には、博物館オリジナルのグッズや書籍が人気です。公式サイトで可愛くてお手頃なトートバッグも発見しました!
大英博物館を訪れる際は、時間をかけてじっくりと展示を楽しむことをおすすめします。
多彩な展示と豊富な情報で、訪れるたびに新たな発見があります。
公式サイトより無料で予約も可能ですが、私は予約なしでもスムーズに入ることができました。
営業時間:10:00–17:00 (金曜-20:30)
アクセス:Tottenham Court Road駅より徒歩6分、Holborn駅より徒歩8分
住所:Great Russell St, London WC1B 3DG, United Kingdom
Victoria and Albert Museum(ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館)
ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)は、ロンドンのサウスケンジントンに位置する世界最大級の装飾美術とデザインの博物館です。
1852年に設立され、女王ヴィクトリアと夫アルバート公の名を冠しています。館内には数多くの工芸品や美術品が展示されています。
見どころは、ファッションやテキスタイルのコレクションです。様々な衣装や布地が展示され、ファッションが好きな方にはピッタリ。
また、彫刻や家具、ガラス製品、陶磁器などの装飾美術も見応えがあります。
ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館のもう一つの魅力は、建物自体の美しさです。
館内にはカフェやレストランもあり、美しい内装を楽しみながら食事をすることができます。
このカフェは、世界で初めて美術館に併設されたカフェとしても有名です。
私が訪れた時にはタイミングよくピアノ演奏がされいました。
こちらのカフェでは、ヴィクトリア時代を再現した、ヴィクトリアンアフタヌーンティーを楽しむこともできます。(金曜日のみの予約制)
こちらは「アーツ・アンド・クラフツ運動」で有名なイギリスのデザイナー、ウィリアム・モリスの手がけた「モリスルーム」で楽しむことができます。
また、博物館ショップでは、高品質なデザイン商品や書籍を購入することができます。
こちらのミュージアムグッズのトートバッグが可愛く、下記のように「V&A」のロゴの入ったものがお土産としても人気です。
ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館は、芸術やデザインに興味がある人にとって、必見のスポットです!
じっくりと時間をかけて、様々な展示を楽しむことをおすすめします。
営業時間: 10:00–17:45(金曜–22:00)
アクセス:South Kensington駅から徒歩5分
住所:Cromwell Rd, London SW7 2RL, United Kingdom
Natural History Museum(自然史博物館)
自然史博物館は、ロンドンのサウスケンジントンに位置し、地球や生命の歴史に焦点を当てた展示が魅力の博物館です。
壮大なロマネスク様式の建物自体も必見の美しさです。
自然史博物館の見どころの一つは、中央ホールに展示されているシロナガスクジラの骨格見本です。
入館してすぐに訪れる人々を圧倒する巨大な展示物が現れます。
また、恐竜ギャラリーは子どもたちにも大人気で、特にティラノサウルスの動く模型は見逃せません。
鉱物学ギャラリーでは、美しい宝石や鉱石のコレクションを展示しています。
さらに、地球ギャラリーでは、地震体験装置を使って実際の地震を体感することができます。
日本の地震がテーマで、「神戸スーパーマーケット」というタイトルがついていました。阪神淡路大震災がモデルのようです。
自然史博物館には、他にも数多くの展示があります。
古生物学、植物学、昆虫学など、様々な分野にわたるコレクションが充実しています。
また、館内にはカフェやレストランがあり、展示を楽しんだ後にゆったりと過ごすことができます。
自然史博物館は、家族連れや自然科学に興味がある人にとって、充実した時間を過ごすことができる場所です。
ロンドン訪問の際には、ぜひ足を運んでみてください。
営業時間:10:00-17:50
アクセス:South Kensington駅から徒歩5分
住所:Cromwell Rd, South Kensington, London SW7 5BD, United Kingdom
National Gallery(ナショナルギャラリー)
ナショナルギャラリーは、ロンドンのトラファルガー広場に位置する、世界的に有名な美術館です。
1824年に設立され、13世紀から20世紀初頭までのヨーロッパ絵画のコレクションを誇っています。
ナショナル ギャラリーの見どころの一つは、レオナルド・ダ・ヴィンチの「岩窟の聖母」です。
この作品は、ダ・ヴィンチの細やかな筆致と構図の巧みさを堪能できる貴重な一品です。
また、レンブラントの「自画像」も必見で、彼の生涯にわたる自己探求の過程を垣間見ることができます。
さらに、ナショナルギャラリーでは、ヤン・ファン・エイク、ラファエロやフェルメールなど、他の巨匠の作品も多く所蔵されています。
また、モネやセザンヌ、ゴッホといった印象派の名作も多数収蔵しています。
特に、モネの「睡蓮の池」は、その美しい色彩と光の表現で訪れる人々を魅了します。
ゴッホ「ひまわり」も力強い黄色が印象的な作品で必見です。
建物自体も美しいネオクラシカル様式で、広々とした展示スペースはゆったりとアートを楽しむのに最適です。
館内にはカフェやレストラン、ギフトショップもあり、訪問者はアート鑑賞の合間にリラックスすることができます。
ナショナルギャラリーは、美術ファンにとって必見のスポットです。
ヨーロッパ絵画の歴史を一度に堪能できます。
営業時間:10:00 – 18:00(金曜-21:00)
アクセス:Charing Cross駅より徒歩2分
住所:Trafalgar Square, London WC2N 5DN
Tate Britain(テート・ブリテン)
テート・ブリテンは、ロンドンのミルバンク地区に位置する美術館で、イギリス美術の宝庫として知られています。
テート・ブリテンの見どころの一つは、J.M.W.ターナーの作品です。
彼はイギリス美術史上最も有名なアーティストで、彼の絵画は世界中で高く評価されています。
ここではターナーの代表作が一堂に会する特別な展示が楽しめます。
また、ロセッティやミレイなど、主要なアーティストの傑作が展示されています。
特に、ミレイの「オフィーリア」は見逃せない作品です。
テート・ブリテンの建物自体も見どころの一つです。
新古典主義様式の建物で、美しい内装も注目です。
館内のカフェやショップも充実しており、アート鑑賞の後にリラックスするのに最適な空間です。
イギリス美術に興味がある方や、ロンドンでゆったりとした時間を過ごしたい方には、テート・ブリテンはぜひ訪れてほしい美術館です。
営業時間:10:00–18:00
アクセス:Pimlico駅から徒歩4分
住所:Millbank, London SW1P 4RG, United Kingdom
Tate Modern(テート・モダン)
テート・モダンは、ロンドンのサウスバンクに位置する現代美術館で、現代アートの聖地として知られています。
旧バンクサイド発電所を改装した壮大な建物が特徴です。
テート・モダンの見どころの一つは、そのコレクションの多様性です。
ピカソ、ダリ、ウォーホルなど、20世紀を代表するアーティストの作品が揃っています。
特に、巨大なタービンホールでは、大規模なインスタレーションが定期的に展示され、訪れるたびに新しいアート体験ができます。
また、テート・モダンのもう一つの魅力は、エクスペリメンタルアートの展示です。
インタラクティブな作品やビデオアート、パフォーマンスアートなど、従来の美術館では見られない新しい表現方法が楽しめます。
館内では様々なイベントやワークショップも頻繁に開催されています。
さらに、テート・モダンには、絶景を楽しめる展望スペースがあります。
ここからは、セントポール大聖堂やミレニアムブリッジなど、ロンドンの美しい風景を一望することができます。
アート鑑賞の合間に、ロンドンの景色を楽しむのもおすすめです。
テート・モダンは、多くの特別展も見応えがあります。
過去には日本人アーティストの、草間彌生さんの特別展なども開催されていました。
現代アートに興味がある人や、新しいアート体験を求めている人にとって、訪れる価値のある美術館です。
営業時間:10:00–18:00
アクセス:Southwark駅から徒歩10分
住所:Bankside, London SE1 9TG United Kingdom
おまけ:ミレニアムブリッジ
テートモダンの目の前にある、ミレニアムブリッジ。
映画「ハリー・ポッターと謎のプリンス」のロケ地になったことでも有名な橋です。
実はそこには世にも珍しい「チューインガム・アート」をみることができます。
作者はBen Wilson(ベン・ウィルソン)さんという方で、道端に落ちているチューングガムを再利用して、作品制作をされています。
ロンドンの他の場所でも作品を見ることができるようですが、この橋にはたくさんの作品があります。
橋を渡る際にはぜひ足元に注目して、作品を探してみてください!
ロンドンのミュージアムはなぜ無料?
日本やその他海外諸国でも、美術館や博物館に入るには入場料が必要な場合が多いです。
一方でロンドンのミュージアムは基本的に無料で入場できる場合が多いです。
なぜこのようなことが可能なのでしょうか?
理由は「アートはみんなのものであり、すべての人に平等に解放すべきだから」という考え方にあります。
また、入場無料でも寄付を募っていたり、国の補助があったりします。
特別展は有料チケットが必要ですし、ミュージアムショップやカフェの利用料金なども収入源となります。
無料で利用できる部分とそうでない部分の、バランスで成り立っているようです。
ロンドンでミュージアムを楽しむために
ロンドンでミュージアムを訪れる際に気をつけるポイントを簡単にまとめました。
せっかく行くなら十分に満喫できるように、準備しておきましょう。
ミュージアム訪問時の注意点
ロンドンのミュージアムを訪れる際には、いくつかの注意点があります。
まず、開館時間を事前に確認することが重要です。
多くのミュージアムは午前10時から午後5時くらいまで開いていますが、特定の日やイベント時には異なる場合があります。
また、金曜日だけは遅くまで営業している施設もあります。
また、人気のミュージアムでは混雑することが多いため、早めの時間帯に訪れるのがおすすめです。
特に週末や学校の休暇期間中は、行列ができることもありますので、余裕を持ったスケジュールを立てましょう。
展示物には触れないことが基本的なルールです。
多くの展示物は非常に貴重で繊細なため、触れることで損傷する可能性があります。
また、フラッシュを使った撮影は禁止されている場合が多いので、写真撮影の際は館内の規則に従ってください。
逆にフラッシュを使わなければ撮影は可能ですので、お気に入りの作品などは写真に収めておくのも◎
さらに、ミュージアム内では静かに行動することが求められます。
大声で話すことや走り回ることは他の訪問者の迷惑になるため、注意が必要です。
特に子ども連れの場合は、子どもにマナーを教えてから訪問することをおすすめします。
また、荷物の持ち込みにも制限があることが多いす。
大きなバッグやリュックサックは持ち込めない場合があり、クロークサービスを利用することが一般的です。
また、飲食物の持ち込みも禁止されていることが多いので、事前に確認しておくと良いでしょう。
入場の際にて荷物検査がある施設もあるので、注意しておきましょう。
ミュージアム訪問時の持ち物
ロンドンのミュージアムを訪れる際に、おすすめの持ち物をご紹介します。
まず、コンパクトかつ軽量で持ち運びやすいバッグを用意しましょう。
大きな荷物はクロークサービスを利用することが多いため、必要最低限のものだけを持ち歩くことがおすすめ。
また、大体の施設はは広く、たくさん歩くことになるので、重い荷物はおすすめしません。
次に、スマートフォンと充電器を忘れずに持参しましょう。
ミュージアム内ではQRコードをスキャンして情報を得たり、ガイドアプリを利用したりする場面があります。
また、館内での撮影や地図の確認にも役立ちます。
身分証明書や学生証も持っておくと便利です。特定の展示やイベントでは割引が適用されることがあるため、割引対象となる証明書を持参することでお得に楽しめます。
メモ帳とペンもおすすめの持ち物です。展示を見ながら気になった点や感想を記録することで、後で振り返ることができます。
最後に、動きやすい服装と歩き慣れた靴で訪れることが大切です。ミュージアム内は広く、長時間歩き回ることが多いため、動きやすい服装と靴を選びましょう。
まとめ
ロンドンのミュージアムは、どれも魅力的な展示が揃っており、無料で入場できます。
それぞれのミュージアムに特色があるので、ぜひ興味のある施設に訪れてみてください。
また、作品鑑賞を楽しむのはもちろん、ショップやカフェの利用もおすすめです。