ドイツでワーキングホリデーをする際、多くの方が現地で働くことに挑戦されると思います。
ドイツでの仕事探しを考えているけれど、「どうやって探せばいいのか分からない」という方も多いと思います。
今回は、ドイツで仕事を探す方法や、おすすめの求人サイトなどをご紹介します。
充実したワーホリ生活を実現するために、ぜひ参考にしてください！
ドイツでの仕事探しは大変？
ドイツでの仕事探しは、特にワーホリビザを利用する場合、大変な面もあります。
まず、言語の壁が一番の課題です。多くの求人ではドイツ語のスキルが求められるため、ドイツ語が堪能でない場合は選べる職種が限られます。
また、履歴書や面接の形式が日本とは異なるため、慣れるまでに時間がかかるかもしれません。
さらに、ワーキングホリデービザの場合は有効期限が限られているため、迅速に動く必要があります。
実際には運とタイミングによる部分も大きいです。
しかし、しっかり準備をして、英語や日本語が活かせる職種を中心に探せばチャンスは十分にあります。
ドイツ人の仕事に対する考え方
ドイツで働く上で、ドイツでの仕事に関する考え方も知っていた方が良いです。
ドイツ人の仕事に対する考え方は、効率と質を重視する傾向があります。
「仕事は仕事」と割り切る姿勢が強く、仕事とプライベートの区別を大切にする文化です。
また、ドイツでは整った労働環境が整備されており、労働者の権利も強く守られています。
法的に定められた労働時間や休暇制度が充実しているため、無理なく働けるのが特徴です。
このような「仕事の考え方」は、ワークライフバランスを重視する人にはとても魅力的です。
休日が30日前後取れたりもするので、その期間を利用して日本に一時帰国している知人もいました。
ワーキングホリデーで人気の職種
ワーキングホリデーでドイツに来る人々に人気の職種には、
- 日本食レストラン
- カフェ
- ホテル
- 販売員
などがあります。
また、デュッセルドルフは日系企業が多く、事務員や貿易関係などのお仕事をされている方もいました。
また、ベルリンではフリーランスとして働いている方も多くいました。
ドイツでの仕事の探し方
ここからは、ドイツでの仕事の探し方について、具体的に解説していきます。
インターネット
日本でもお馴染みの方法ですが、インターネットを利用して仕事を探す方法です。
幅広い地域や、条件を絞って求人を探すことができるので便利です。
ドイツで仕事を探す際におすすめのサイトは、次の項目でご紹介します。
SNS
SNSでお仕事を探す方法もあります。
同じくワーホリをしている方や、ドイツに住んでいる方が求人情報をシェアしてくれていることもあるので、こまめにチェックすることがおすすめ。
また、「仕事を探している」ことをSNS上でアピールしてみるのも◎
張り紙
街を歩いていると、求人の張り紙がしてあることがあります。
また、働いてみたいお店がある場合は、直接店員店に聞いてみることもおすすめです。
人づてで探す
上記で触れたSNSに限らず、「仕事を探している」ことを、自分の周りの人にアピールしておくことも大切です。
思わぬ求人情報を手に入れることができる場合もあります。
また、「週末のマーケットに出店するから手伝ってみない？」みたいな提案をもらえることも。
フルタイムのお仕事ではなくても、とても良い経験になるので、こういったことに積極的に参加するのも◎
そこから人脈が広がって、長期のお仕事につながる可能性もあります。
おすすめのサイト
ここからはドイツで仕事を探す際におすすめのWebサイトをご紹介します。
MixB
日本人向けの情報サイト。
求人だけでなく、家探しや情報収集にも。
基本的には日本語でやり取りができるため、語学力に自信のない方におすすめ。
Indeed
日本でもよく知られている求人サイト。
とにかくたくさんの求人が載っています。
StepStone
こちらも多くの求人が紹介されています。
フルタイムからアルバイトまで、幅広い求人がチェックできます。
海外で仕事を探したかったら登録しておいて損はないと思います。
仕事探し用のSNSで、求人検索・応募が可能。スカウトが来ることもあります。
ドイツで働く際の注意点
ここからはドイツで働く際に気をつけておきたい事をまとめていきます。
働く前に必要なもの
ドイツで働く際には、事前にいくつかの準備が必要です。
まず、ドイツで合法的に働くためには、ビザや労働許可が必須です。
ワーキングホリデービザを取得している場合も、この項目はクリアです。しかしビザの確認や、残り期間の確認をされる可能性があります。
また、基本的には住民登録（Anmeldung）が必要です。
Anmeldunについては別に記事にまとめましたので、よかったら参考にしてみてください。
銀行口座の開設も重要です。給料の振り込みや家賃の支払いなど、日常的な支払いにはドイツの口座が欠かせません。
平均収入と生活費
ドイツでの平均収入は業種や地域によって異なりますが、一般的なフルタイムの給与は月に約2,500〜3,500ユーロが目安です。
都市部、特にミュンヘンやフランクフルトなどでは収入が高い一方、家賃や生活費も比例して高くなる傾向があります。
ベルリンなどの一部の都市では、比較的収入は抑えられているものの、生活費も少し低めです。
生活費の内訳としては、家賃が最も大きな割合を占め、次に食費や交通費が続きます。
契約書
ドイツで仕事をする際、契約書は非常に重要な書類です。仕事だけに限らず賃貸契約など、ドイツでは契約書が非常に重要な存在となっています。
契約書には、雇用条件や給与、勤務時間、休暇など、労働環境に関する詳細が記載されています。
ドイツでは、契約内容が厳格に守られるため、契約書をしっかり確認することが大切です。
特に試用期間や解雇に関する条項は、注意深く確認しておきましょう。
ビザサポート
ワーキングホリデーの期間が終わった後も、ドイツに残りたいと思っているのなら「ビザサポート」は非常に重要なポイントです。
その後条件を満たせば永住権につながることもあります。
しかし、ビザサポートをしてくれる企業を見つけることは簡単ではありません。
求人内容に「ビザサポート可能！」と謳っていても、実際にはビザを人質に過酷な環境で働かされることも。いわゆる「ビザ奴隷」です。
そんなことにならないためにも、求人内容の精査や口コミなどしっかりリサーチしておきましょう。
まとめ
ドイツでの仕事探しは、ビザやドイツ独自の労働環境の理解が重要です。
特にワーキングホリデーから就労ビザを取得するためには、企業のサポートや自らの手続きが必要になります。
また、ドイツ人の仕事に対する考え方を理解することも、スムーズな就職活動に繋がります。
求人サイトやアプリの活用、ビザサポートサービスの利用を通じて、効率的に仕事を見つけることが可能です。