旅行やワーキングホリデー、留学などで海外に行く際は、クレジットカードは必須です。
現金を多く持ち歩くよりもメリットが多く、支払い以外にもたくさんのシーンで活用できます。
下記にクレジットカードを利用するメリット、選び方のポイント、おすすめのクレジットカードなどをまとめてみたので、参考にしてみてください。
海外でクレジットカードが必要な理由
以下に海外でクレジットカードが必要な理由、利用するメリットなどを挙げてみました。
発行する手間はありますが、1度発行してしまえば数年は使用できます。
また、大体はそのまま更新ができるので、解約しない限り使用可能です。
もちろん日本で使用することもでき、便利です。
1-2枚あると安心です。
キャッシュレス文化
海外では日本よりもキャッシュレス(カード)文化が根付いていることが多いです。
コンビニなどでの小さな買い物ですらカードで行われることが多いです。
レジ前でなれない小銭を数える、という作業もしなくて済むのでとても便利です。
また、クレジットカードを持っている=社会的信用があるとみなされ、身分証明書のような役割を果たすこともあります。
海外旅行保険
クレジットカードによっては、海外旅行保険が付帯しているものがあります。
わざわざ海外旅行保険に入らなくても保険がついてくるのでとても魅力的です。
ただし、この保険を利用するには条件がある場合が多いです。
- 補償は日本出発から90日間まで
- 渡航費用をそのカードで支払うこと(利用付帯)
などの条件が一般的なので事前に確認して計画的に利用しましょう。
ワーホリなどで長期滞在する場合は、カードの保険だけでは期間が足りません。
イギリスにワーホリ(YMS)で滞在していた時は、最初の3ヶ月はクレカの保険を利用し、その後現地の安い保険会社に切り替える、という方法をとっている方もいました。
とても合理的ですが、ビザの申請要件に「滞在期間をカバーする保険に加入していること」という場合もあるので国によっては難しいです。
また、任意の海外旅行保険と組み合わせて利用することも可能です。
保険額が高額になったり、利用できるサポートが増えたりと、補償内容を充実させることが可能です。
現地サポートデスク
カードによっては海外で何かあったときにサポートが受けられるサービスがあります。
数はあまりない印象ですが海外の主要都市に常設されていることが多く、日本語でサポートが受けられたりします。
なれない土地でこういったサービスがあると安心ですので、こういった特典のあるカードもおすすめです。
デポジットに使える
私は過去に海外でホテルを利用する際にデポジットを求められたことがあります。
その際にクレジットカードが利用できたのでとても便利でした。
レンタカーなどを利用する際にもデポジットを求められることが多いようです。
海外キャッシング
キャッシュレス文化が根付いており海外ではカードが便利なのは確かですが、現金が必要なケースも稀にあります。
マーケットでの買い物や小さな個人店だと現金が必要な場合が多いです。
毎回外貨両替をするのは手間ですし、手数料もかかります。
こういったことを踏まえると、海外ではキャッシングをした方がお得になる場合が多いです。
なので、急に現金が必要になった時にはとても便利です。
キャッシング後もすぐに日本の口座から引き落としをすれば利息がかかることも避けられます。
キャッシングなど海外でATMを利用する際の注意点を別の記事にまとめているので、よかったら参考にしてみてください。
トラブル時も被害を最小限に
セキュリティ面でもクレジットカードはおすすめです。
スリやスキミングなどで不正利用の被害にあっても、カードを止めれば被害を最小限にできます。
また、被害額はカード会社が補償してくれる場合が多いです。
海外で使うクレジットカードの選び方
国際ブランド
国際ブランドはVISAとMasterがおすすめです。
JCBやアメックスは使えないお店が多いです。
限度額の問題や盗難など、何かあった時のために
- VISA:1枚
- Master:1枚
のように組み合わせて持っておくと安心です。
キャッシング機能
発行したいカードが海外キャッシングに対応しているか確認しておきましょう。
市場での買い物などで現金が必要になる場合もあります。
海外キャッシング対応であれば、ATMを使えば簡単に現金が手に入ります。
カードによっては日本でのキャッシングにしか対応していない場合もあるので注意しておきましょう。
海外でATMを利用する際の注意点を別の記事にまとめているので、よかったら参考にしてみてください。
海外向け特典
海外旅行保険や海外サポートデスクなどの特典がついているカードもあります。
海外で利用する場合にそのような特典がついていると安心です。
海外利用手数料の確認
海外利用手数料とは、海外でカードを利用した際に上乗せされる手数料です。
日本でクレジットカードを利用する際は一括払いだと手数料はかかりませんが、海外ではこの海外手数料がかかってきます。
この手数料はカードの国際ブランドによって利率が異なり、為替レートに上乗せされていることが一般的です。
海外で利用するたびにかかってくる手数料ですので、この手数料がなるべく安いカードがおすすめです。
セキュリティ面
カード利用に関してのトラブルを避けるたに以下の項目も確認しておきましょう。
海外ではスキミング(カードの磁気情報を盗み取ること)などの犯罪が非常に多いです。
ICチップ付きか?
最近発行されているクレジットカードはほとんどのものがICチップ付きです。
スキミング対策のためにもICチップのついていない古いカードを使用している場合は乗り換えをおすすめします。
下記のようなスキミング対策のできるアイテムもあるので、利用することもおすすめです。
ナンバーレスカードがおすすめ
ナンバーレスカードは、カード実物にカード番号や有効期限などが印字されていないカードのことです。
スマートフォンなどを使用してオンラインでカード情報の確認が可能です。
カード番号などの情報を盗み見られると不正利用などのリスクが高まります。
ナンバーレスカードだとカードに情報が記載されていないので、その可能性を低くすることができます。
カード会社の連絡先
もしカードを紛失したり不正利用などの被害にあった場合に、すぐにカードを止められるようにカード会社の連絡先は控えておきましょう。
こういった控えはデジタルも良いのですが、紙ベースのものも用意しておくことをおすすめします。
海外用からでも無料で電話問い合わせできる窓口が用意されていることもあります。
おすすめのクレジットカード4選
私が海外で実際に利用していたカードも含め、おすすめのものを紹介します。
エポスカード
保険やサポートがしっかりしていて安心して使用できます。
現地サポートデスクが営業時間外でも、東京のサポートデスクが24時間対応してくれます。そのため安心感がすごく大きく、1枚持っていてよかったです。
- おすすめポイント
-
- 国際ブランドはVISA
- 年会費永年無料
- 海外旅行保険(利用付帯)
- 海外サポートデスクあり
- 海外キャッシングの利用可能
三井住友カード(NL)
ナンバーレスカードで、カード面には詳細情報の記載がありません。
そのためセキュリティ面で安心でした。
スマートホンアプリで簡単に管理ができるので、カード情報がカードに印字されていなくても便利でした。
- おすすめポイント
-
- 国際ブランドはVISAとMastercardを選択可能
- 年会費永年無料
- 海外旅行傷害保険(利用付帯)
- ナンバーレスカード
- 海外サポートデスクあり
- 海外キャッシングの利用可能
楽天カード
ポイント還元率が高く、普段から楽天のサービスを利用している人におすすめ。
国際ブランドが3つから選べるので、VISAは既に持っている、などの場合はMastercardなどを選んでおくのがおすすめ。
私は帰国後もよく利用しています。
- おすすめポイント
-
- 国際ブランドはVISA、Mastercard、JCBから選択可能
- 年会費永年無料
- 海外旅行保険(利用付帯)
- ポイント還元率が高い
- 海外サポートデスクあり
- 海外キャッシングの利用可能
学生専用ライフカード
私はこのカードを使ったことがないのですが、海外で利用するメリットが多そうだったので紹介します。
学生専用ではありますが海外旅行保険はクレカ付帯のものでは珍しく自動付帯なので、カードを持っているだけで利用が可能です。
また日本語対応可能なサポートデスクもあり、ポイントが貯まりやすい独自のプログラムがあります。
- おすすめポイント
-
- 国際ブランドはVISA、Mastercard、JCBから選択可能
- 卒業後も年会費無料
- 独自のポイント制度(お誕生月ポイント3倍など)
- 海外ショッピングで3%のキャッシュバックあり(要事前エントリー)
- 海外サポートデスクあり
- 海外旅行傷害保険(自動付帯)
- 海外キャッシングの利用可能
クレジットカードの発行が難しい場合は?
年齢や就業形態(フリーランス)などによってはクレジットカードの発行が難しい場合があります。
その場合はデビットカードやプリペイドカードという選択肢もあります。
それらについてはまた別の記事でまとめる予定です。
また、クレカが無事に発行できたとしても資金を分けて管理することは大事ですので、よかったら参考にしてみてください。
全体的なお金の持ち方についてはこちらの記事でまとめていますので参考にしてみてください。
WISEやRevolutといったサービスもおすすめです。
まとめ
今回はワーキングホリデーなどの長期海外滞在でおすすめのクレジットカードについてまとめてみました。
支払いに使用する以外にもさまざまなメリットがあるので、1-2枚は用意しておくことをおすすめします。