語学留学などで海外へ長期滞在する際、どうやって住まい選びをするか迷いますよね。
最初は主に、ホームステイか学校附属の寮という2つの選択肢になると思います。
私はドイツとイギリスで学生寮→シェアハウスという流れで滞在しました。
その他住まい探しのポイントについては別の記事にまとめていますので参考にしてみてください。
ホームステイのメリット
現地のリアルな生活を体験できる
ホームステイの1番のメリットはこれだと思います。
現地の方と一緒に生活するので、文化や生活スタイルをよりリアルに体験することができます。
タイミングが合えばクリスマスやイースターなどの行事を一緒に祝うこともできるかもしれません。
ホストファミリーに相談がしやすい
慣れない土地での生活はわからないこともたくさんあります。
また、慣れない環境でホームシックになることもあるかもしれません。
そんな中、身近に相談できる人がいるのはかなり心強いです。
基本的に食事付き
ホームステイでは基本的に食事付きです。
そのため、食事を用意する手間がありません。
慣れない土地で食材を揃えて料理するのも最初のうちは大変だと思うので、最低限の食事が保障されている面は安心ができます。
会話の練習ができる
現地の方との共同生活なので、語学のアウトプットの場にもなります。
語学学校だと生徒は全員ノンネイティブですが、ホームステイでは生きた現地語に触れることもできます。
ホームステイのデメリット
当たり外れがある
ホームステイは必ずしも暖かく迎え入れてくれる家庭ばかりではありません。
お金を受け取っているからご飯を出し住まいを提供している、というビジネスとしての意識が強い場合もあります。
また、ホストファミリーと相性が合うか、提供されるご飯が合うかなどの問題もあります。
ただ「食事あり」で申し込んでいるのに、満足な食事を提供してもらえない場合は語学学校や仲介先に相談してホストファミリーを変更してもらうことも可能です。
友人の滞在したところは冷凍食品やシリアルばかりの食事、自分でキッチンを使うことは禁止、という環境だったそうで途中で滞在先を変更していました。
ルールが厳しい場合も
ホストファミリーによっては厳しいルールを設けている場合もあります。
シャワーは5分まで、洗濯機の使用は週に1度まで(手洗いも禁止)、門限は17時まで、などなど・・・
あとはルールではなくとも、食事の時間までには帰らなければ食事の提供は無し、といった話もよく聞きます。
そういったルールにしばられるのが苦手な方にはおすすめしません。
通学時間について
ホストファミリーの家は必ずしも通う学校から近いとは限りません。
公共交通機関を乗り継いで1時間以上、ということもあります。
そのため交通費も余分にかかってくる場合があります。
寮のメリット
学校へのアクセス
基本的に寮は学校から近いまたは同じ敷地内などの場合が多いです。
そのため通学時間を節約できます。
また、通学にかかる交通費も浮かせることができます。
セキュリティ面
寮はセキュリティ面がしっかりしていることが多いです。
量にもよりますが、オートロックで関係者しか出入りできないようになっていたり、受付に常にスタッフがいたり・・・
友達を作りやすい
基本的に同じく勉強しにきている人が滞在してるので、友達が作りやすいです。
様々な国の人と交流でき友人を作りやすいです。
寮によっては様々な人と交流できたりするイベントが開催されている場合もあります。
自由度が高い
ホームステイと比べて自由度が高い場合が多いです。
自炊や洗濯などは自分でする必要がありますが、洗濯の回数や食事の時間が決まっているわけではないので、自分のペースで生活できます。
食事がついている場合も
寮によっては食事がついている場合もあります。
私の経験では朝食だけついている寮に滞在したことがあります。
決まった時間の間ににラウンジに行けば、ビュッフェスタイルの朝食が利用可能でした。
寮のデメリット
部屋によっては費用が割高
部屋によって料金が異なる場合がほとんどですが、部屋によっては割高です。
完全にプライベート空間が確保されたバス・トイレ・キッチン付きの1人部屋だととても料金が高いです。
1人部屋にバス・トイレがついたエンスイートタイプなども割高な傾向です。
総合的に考えておすすめなのは1人部屋で、キッチンやバスルームなどは共有といったタイプです。
基本的に自炊が必要
食事はついていない場合が多いので、基本的に自炊が必要です。
また、洗濯も自分でする必要があります。
清掃は清掃業者が入っている場合が多いようです。
共有スペースが混むことも
キッチン・バス・トイレなど共用のスペースは時間帯によっては混み合うこともあります。
自分が使いたい時に使えない場合もあるので、余裕を持って行動することをおすすめします。
価格差は?
ホームステイと寮では、大きな価格差はないもののホームステイの方が価格が抑えられる場合が多いようです。
ホームステイで別途考える必要のある費用は主に交通費、寮の場合は食費になってきます。
学校からの距離や交通費、スーパーでの物価、外食代なども考慮して決めましょう。
費用を抑えたいときは?
より費用を抑えたい場合はシェアハウスもおすすめです。
自分の部屋+共用のキッチン・バスルームといったスタイルが多いです。
ただ、日本から現地で住むシェアハウスを見つけることは難しいのでおすすめしません。
事前に内見もできませんし、外国人を狙った詐欺も多いです。
語学留学などの場合、最初はホームステイや寮を利用し、現地についてから物件を探すのがおすすめです。
家探しや最初の滞在先、より費用を抑えて滞在する方法などについては別記事についてもまとめる予定ですので参考にしてみてください。
まとめ
今回は海外での滞在先を決めるポイントをまとめてみました。
自分が何を優先するか?ゆずれないポイントは何か?を考えて決めると失敗は少なくなると思います。
住環境が悪いと勉強に集中できなかったり、家に帰るのがおっくうになったりと、かなりのストレスになります。
合わなかった場合は無理せずに滞在先の変更を検討しましょう。
エージェントなどを通した場合はエージェントに、語学学校が斡旋している場合は語学学校に相談が可能です。