本記事では、ネイリスト技能検定3級に合格するためのコツを紹介します。
練習や勉強することも大事なのですが、それ以外で気をつけると良いことなど、より効率よく合格できるようにポイントをまとめてみました。
採点基準のチェック
JNECの公式ホームページに「実技採点基準」というものがあります。
ダウンロードが可能なので、最新のものをチェックしておきましょう。
採点は減点方式で、それらの項目ができていないと減点されていく形です。
この採点基準をよく読んで、要点をチェックしておきましょう。
タイムテーブルを組む
JNECの公式ホームページから「試験要項」というものがダウンロードできます。こちらも最新のものをチェックしておきましょう。
こちらに試験内容が記載されているので、こちらをもとに「タイムテーブル」を決めましょう。
ネイリスト技能検定3級の実技試験は65分間です。
この中で全ての項目を完了させる必要があります。
目安としては以下のような感じ
0~1分:手指消毒 約1分
1~15分:※長さカット・ファイリング・ブラシダウン 約14分
15~30分:クリーンナップ 約15分
30~46分:カラーリング 約16分
46~56分:ネイルアート 約10分
56~60分:トップコート 約4分
60~65分:仕上げ・調整 約5分
※長さカットは認定モデルハンドを使用する場合のみで大丈夫です。
ただ、私は自分に合ったタイムテーブルを組むことが大切だと思っています。
私の場合はニッパーハンドリングがとても苦手だったので、そこに時間をかけ、カラーリングなどはサクッと終わらせるようにしました。
何回か実際にやってみて自分はどこが苦手か?またはどこが得意か?を見極めてタイムテーブルを決めましょう。
通しで練習する
上記で決めたタイムテーブルをもとに、タイマーで時間を測りながら本番通りに「通しで」練習しましょう。
最初は時間内に収まらなくて当たり前です。練習して徐々に慣れていきましょう。
また、時間がおしても焦らず落ち着いて調整できるようになれればベストです。
作業スペースの清潔感を保つ
衛生管理も見られているため、作業スペースを綺麗に保つことで印象が良くなります。
私はペーパータオルの上にキッチンぺーパーを何枚か重ねておきました。
そうすることで、ファイリングの後などダストが出る作業をした後も、上のペーパーを捨てるだけでスペースを綺麗に保つことができます。
私は下記のようなペーパータオルを縦向きに2枚置き、直置き防止にしまし。
その上にキッチンペーパーを重ねました。
また、本番では新品の道具や材料を使ったり、綺麗に掃除してから持っていくことをおすすめします。
得意なアートを見つける
アートの課題がありますが、絵を描くのが得意でない方もいると思います。
3級のアートは基本的に「花」と決まっています。
5枚花やバラなど基本的なお花のアートが動画サイトなどで紹介されています。
花が描かれていれば基本的には問題ないので、いろいろと描いてみて自分にとって簡単で描きやすいアートを見つけましょう。
ひまわりやすずらんを描いている方もいました。
道具を使いやすいように仕込む
道具も買ったままの状態では使いにくい場合があります。
3級の場合は下記の準備をして行くことをおすすめします。
ウッドスティック
そのままでは先端が結構太いので、使いにくいです。
ざっくりと方法を説明すると、
- カッターなどで先端が細くなるように削る
- 使い古したヤスリ等で表面が滑らかになるように削る
といった感じです。
YouTubeなどの動画サイトで詳しく紹介された動画がたくさんありますので、そちらも参考にしてみてください。
絵の具
絵の具は検定中にチューブから出して使用しても問題ないのですが、少しでも時短したい方はパレットを作っていきましょう。
また、この方法なら自分で使う色をあらかじめ混ぜて作っておくことも可能です。
準備するもの
- 使い捨てパレット
- フタ付きの容器(名刺入れのようなものやトラベルコーナーにある絆創膏などを入れられるケースが使えます。)
どれも100均で購入できます。
- 1.フタ付き容器に水で濡らしたガーゼを敷きます。
- 2.その上にパレットを置き、必要な絵の具の色をのせます。
フタを閉めていたら乾燥を防げるので、試験前日に用意しても当日絵の具を問題なく使うことができました。
たくさん練習する
当たり前ですが何度も練習することで手が慣れてきますし、ペース配分もわかってきます。
時間がない時は苦手な部分だけでも練習するようにしましょう。
また、本番と同じ環境で練習をすることがベストではありますが、消耗品などを考えるとコストかかってきます。
普段の練習では100均などを上手く使うことをおすすめします。
筆記試験対策
問題集を繰り返し解きましょう。私は教科書は使用しませんでした。
基本的に問題集の数パターンのうち、1パターンがそのまま出題されます。
そのため、暗記が特別ニガテでなければこれ1冊で問題ないと思います。
1級〜3級まで対応していますので、続けて受験される方はずっと使用できます。
より理解を深めたい方にはこちらの教科書もおすすめです。
2級以降は少し問題が難しくなるので、教科書もあったほうがわかりやすいです。
注意事項
品目ラベル
試験当日が近づいてきたら、品目ラベルがきちんと貼れているかチェックしましょう。
ラベルの貼り忘れは減点対象になります。
ラベルは手書きなどでも大丈夫ですが、下記のような品目ラベルも販売されています。
- 品目ラベルをはるもの
-
- ウェットステリライザー
- コットン
- 消毒剤
- ポリッシュリムーバー
- 液体ソープ
- キューティクルリムーバー or キューティクルクリーム
- ベースコート
- カラーポリッシュ
- トップコート
- プレプライマー(使用する場合)
また、前日には使用禁止の道具をうっかり入れてしまっていないかもチェックしましょう。
服装
髪型も、作業中に髪が垂れてくる場合はピンなどで止めておくようにしましょう。
衛生面で減点される可能性があります。
服装
露出が多い服
露出が多く目立つ服装は控えた方が無難です。ネイリストという接客業としてふさわしくないと判断されかねません。
また、当日冷えて体調不良にもつながりかねません。
アート柄の入った服
アートのテーマである模様の入った服も、カンニングと見做される可能性があるので控えた方が良いです。
3級なら花がテーマなので、花柄の服は避けた方が良いです。
繊維などが飛びやすい服
特に冬場になると思いますが、ニットやファーなど繊維が飛びやすい服装は控えた方が無難です。
せっかく塗ったポリッシュに、服の繊維が入ったら取り除かなければいけなくなるため、タイムロスに繋がります。
アクセサリー類
アクセサリーなども外しておくようにしましょう。
Apple watchなどのスマートウォッチも使用禁止ですので、試験中は外すようにしましょう。通常の腕時計はOKです。
私は腕時計を持っていくのを忘れたのですが、持っていたら便利だと思いました。
審査中など結構時間が長く、会場に時計も設置されていなかったので「今何時なんだろう・・・」ということが度々ありました。
カバン
カバンなどもなるべく目立たない感じの方が良いです。
試験管に目をつけられて良いことはないので、目立つ格好や行動は控えた方が無難です。
私はこのカバンの黒を持っていきました。
口が大きく開き使いやすく、デザインもシンプルで良かったです。
まとめ
今回は検定合格のコツを中心にまとめてみました。
スクールに通っていれば先生方が細かく教えてくださったり、気になることも気軽に質問できると思います。
独学だと気づかないポイントも多いと思ったので、この記事を書いてみました。