ひとくちに英語を勉強する、と言っても英語には話されている場所によっても違う特徴があります。
アメリカ英語、オーストラリア英語、インド英語、シンガポール英語（シングリッシュ）など・・・
今回はその中でもイギリス英語に焦点を当てたいと思います。
イギリス英語とは？
イギリスは英語発祥の地です。そんなイギリスで話されているのが「イギリス英語」。
日本で一般的に学ぶアメリカ英語とは、単語や綴り、発音に違いがあります。
また、イギリス英語の中でも、話されている地域によって訛りがあったり、階級によって話し方が違ったりします。
有名なのは英語の中で最も美しいとされる、クイーンズイングリッシュ。BBCの放送でも使われています。
また、地方方言で有名なのは、スコットランド英語やアイルランド英語など。
イギリス英語を学ぶメリット
イギリス英語はかつての植民地を中心に、幅広い地域で使われています。
それぞれ訛りなどはあるものの、下記の国ではイギリス英語が使用されています。
- アイルランド
- オーストラリア
- ニュージーランド
- インド
- マレーシア
- 香港
- マルタ
- 南アフリカ
- 西アフリカ など・・・
また、イギリス英語の発音は日本人にとって、発音しやすいとされています。
綺麗な発音を身につけたければ、イギリス英語が近道かもしれません。
理由としては、
- カタカナに近い発音がある
- 抑揚が少ない
遠回し表現など日本語と似ている部分がある
などが挙げられます。
クイーンズイングリッシュの、美しい発音を身につけられることも魅力的です。
イギリス英語とアメリカ英語の違い
日本の学校で一般的に学ぶのは、アメリカ英語です。
ここからは、イギリス英語とアメリカ英語の違いを簡単にまとめていきます。
発音の違い
アメリカ英語では「R」の音を強く発音します。
その一方イギリス英語では、それほど強く発音しません。
この違いも「日本人にはイギリス英語の方が発音しやすいと」言われる理由の一つです。
「A」の発音にも違いがあります。
イギリス英語は「ア」、アメリカ英語は「エィ」と言った感じです。
例えば「Tomato（トマト）」という同じ単語でも、
英：Tomato（トマト） 米：Tomato（トメィト）
と言ったような違いです。
単語の違い
イギリス英語とアメリカ英語では、同じ意味でも違う単語が使用されている場合があります。
よく出会う単語を表にして見ました。
| イギリス英語 | アメリカ英語 | |
|---|---|---|
| 地下鉄 | tube / underground | subway |
| エレベーター | lift | elevator |
| フライドポテト | chips | french fries |
| クッキー | biscuit | cookie |
| 茄子 | aubergine | eggplant |
| 休暇 | holiday | vacation |
| サッカー | football | soccer |
綴り（スペル）の違い
イギリス英語とアメリカ英語では、同じ単語でも綴に違いがあることがあります。
こちらも代表できなものを表にまとめました。
| イギリス英語 | アメリカ英語 | |
|---|---|---|
| 色 | colour | color |
| 免許 | licence | license |
| 宝石 | jewellry | jewelry |
| 識別する | recognise | recognize |
イギリス英語の勉強方法
ここからは具体的に、イギリス英語の勉強方法をご紹介します。
私たちが普段慣れ親しんでいるのは、主にアメリカ英語です。
日本語のカタカナワードも、アメリカ英語から来ているものが多いです。
そのため、イギリス英語を勉強するには、それに突k足した教材を使うことがポイントです。
イギリス英語に特化した教材を使う
本屋さんなどに行くと、本当にたくさんの英語教材が並んでいます。
しかし、そのほとんどはアメリカ英語に関するものです。
選択肢は少なくなってしまいますが、あまり教材が多くてもどれを選べばいいかわからないと思います。
そう言った面では教材が選びやすいかと思います。
イギリス英語に特化したテキストは、例えば下記のようなものがあります。
イギリス英語の発音練習法
発音練習にはYouTubeなど動画を使用するのがおすすめ。
発音そのものだけではなく、動画だと口の動きまで確認できます。
様々な国アクセント（訛り）を、比較＆解説したような動画もあるので、見ていて面白いですよ。
またオンライン英会話で、イギリス人講師に発音をチェックしてもらうのもおすすめ。
イギリス英語を学ぶなら、ぜひ一度は生のイギリス英語に触れてみてください。
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イギリス英語のリスニング力を鍛える方法
リスニング力を高めるためには、とにかく聴いて耳を慣らすことがおすすめ。
ポッドキャストには、イギリス英語のチャンネルもたくさんあります。
BBCのニュースチャンネルでは、とても綺麗な発音が聞けるのでおすすめ。
たまにインタビューなどで、他の国の方のアクセントも聞こことができるので、聴き比べるのも面白いです。
おすすめのイギリス英語教材
ここからはおすすめの教材をまとめていきます。
無料で試せるものを中心に紹介しているので、気軽に試して見てください。
イギリス英語の参考書と文法書
こちらはテキストなので購入する必要があります。
洋書なので安くはないのですが、とてもおすすめの文法書です。
イギリス英語はもちろん、文法の基礎学習として一冊あると安心です。
また、アメリカ英語バージョンもあります。
洋書なので全て英語で書かれていますが、英語で英語を理解する練習にも◎
BBC learning English
こちらはイギリスの公共放送局「BBC」が提供する、英語学習サイトです。
質の高いコンテンツが揃っており、完全無料で利用できます。
1回数分で終わるプログラムも多いため、忙しい方や隙間時間を利用したい方にもおすすめ。
イギリス映画やドラマでの学習
イギリスの映画やドラマを見て、学習をすることもおすすめ。
有名な作品はたくさんありますが、「ハリーポッターシリーズ」などが人気です。
「ピーターラビット」など子どもも楽しめる作品は、比較的英語が優しいのでおすすめ。
ドラマでは「SHERLOCK」などイギリスらしさの溢れる作品も。
\「ハリーポッター」や「シャーロック」「ピーターラビット」などの作品が見られる！/
こちらはイギリス英語に限らず英語学習におすすめなディズニー作品も見られます。
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YouTubeチャンネル
YouTubeでイギリス英語を教えているチャンネルもたくさんあります。
私のおすすめは下記チャンネルです。
Podcast
ポッドキャストを聞いて、イギリス英語に慣れるのもおすすめ。
BBCのニュースチャンネルや、英語学習用のチャンネルはもちろんおすすめです。
私は下記チャンネルもよく聞いています。
まとめ
今回は、日本で一般的に学ばれているアメリカ英語ではなく、あえてイギリス英語を勉強するにはどうすれば良いか？というテーマで記事をまとめました。
アメリカ英語に関する教材やテキストはたくさんあるのですが、イギリス英語となるとどうしてもそうはいきません。
動画やポッドキャストを利用して、耳を鳴らすことから始めるのが手軽な方法だと思います。