今回はイギリス唯一の温泉地「Bath（バース）」についてまとめてみました。
ローマ帝国時代に温泉施設が作られたことで有名。
現在はローマン・バス博物館として公開されています。
「バース・シティ・フットボール・クラブ（Bath City Football Club）」というサッカーチームや、イギリス国内トップランクを誇る「バース大学」なども有名です。
バース（Bath）とは？
バース（Bath）は、イギリス南西部に位置する美しい歴史的な街です。
古代ローマ時代に温泉地として栄え、今でもその名残が残っています。
特に有名なのは、ローマ浴場博物館 で、ユネスコの世界遺産にも登録されています。
また、バース修道院やロイヤルクレセントなど、歴史的な建築物も多く、観光地として人気です。
温泉だけでなく、美しい景観や文化も楽しめるため、多くの観光客が訪れるスポットとなっています。
バースの見どころ
バースはロンドンに次ぐ人気の観光スポットで、見どころもたくさんあります。
美しい街並みは、街を歩いているだけでも楽しめます。
ここからは主要の観光スポットをご紹介します。
ローマ浴場博物館 （The Roman Baths）
バースのローマ浴場博物館は、古代ローマ時代の温泉文化を今に伝える遺跡です。
ローマ浴場は、温泉水を利用した公共の入浴施設として栄えました。
現在では、当時の浴場設備や関連する遺物が展示され、訪れる人々はローマ時代の生活や文化を体感できます。
特に大浴場や温泉水の源泉は見どころで、世界遺産にも登録されています。
映画「テルマエ・ロマエ」のような世界を体感できますよ。
バース修道院（The Bath Abby）
バース修道院（The Bath Abbey）は、イギリスのゴシック建築を代表する美しい教会です。
バースで採れる「バース・ストーン」が使われた、美しいハチミツ色が特徴。
8世紀に創建され、その後幾度も改修が行われた歴史を持ちます。
特にステンドグラスの美しさと、荘厳な天井装飾は訪れる人々を魅了します。
修道院内では静かな祈りの時間を過ごすことができ、塔に登ればバースの街並みを一望する絶景も楽しめます。
歴史的な観光スポットとして、バース訪問の際には見逃せない場所です。
ロイヤル・クレセント（The Royal Crescent）
ロイヤル・クレセントは、18世紀後半に建てられた優雅なジョージアン様式の建物が並ぶ半円形の建築物です。
30棟の連なる住宅は、バースの象徴的な景観の一部となっています。
広大な芝生の前に立ち並ぶその美しい風景は、多くの観光客を魅了し、写真撮影にも最適です。
建物の一部は博物館として公開され、当時の豪華な室内装飾や家具を見学することができます。
街の歴史と美しさを感じられるロイヤルクレセントは必見のスポットです。
バース中心部からは少し距離があり、15分程度歩く必要があります。
パルトニー橋
映画「レ・ミゼラブル」のロケ地となったこの場所。
エイヴォン川にかかるパルトニー橋は18世紀に作られました。
美しい三連アーチが特徴的です。
プライヤーパーク（Prior Park）
バース駅からバスで20分ほどのところに、あるプライヤーパーク。
ナショナル・トラスト管理のもと一般公開されています。
美しい自然や、バースらしいジョージアン建築なども楽しむことができます。
パーク内にはバースの実業家、ラルフ・アレン邸宅があります。
現在はパブリック・スクールとして使用されているため、中に入ることはできません。
プライヤーパークは、元々はこの人物の邸宅として作られた場所です。
パークは高台になっているので、バースの街並みを一望するのに最適です。
バースへのアクセス方法
ロンドンからバースへのアクセス方法や、所要時間の目安をご紹介します。
ロンドンから電車で1時間半程度で行けるので、日帰りで行くことも可能です。
ロンドンからバースへの行き方
バースは、ロンドンの主要駅「パディントン駅」から、1時間半程度で行くことが可能です。
電車の本数は少ないので、時刻表などを確認して計画するようにしましょう。
時刻表は「ナショナルレイル」のサイトから、確認ができます。
バースの所要時間
半日〜1日程度あれば、主要な場所を回ることは可能です。
バースの街はコンパクトで、基本的には観光スポット同士が近くにあります。
そのため徒歩で回ることが可能です。
効率的に回りたい方はツアーもおすすめ。
バースの温泉体験
バース といえば「温泉」です。イギリス唯一の温泉地で、貴重な体験をすることができます。
サーメ・バース・スパ（Thermae bath spa）
イギリスで唯一天然温泉が楽しめる施設。
中でも屋上に作られた「ルーフ・トップ・プール」からは、バースの街を一望しながらの温泉体験が可能です。
マッサージなどのリラクゼーション体験もおすすめ。
ここでゆっくりと旅の疲れを癒してみてはいかがでしょうか？
注意点は水着が必要なことですが、なければ購入することも可能なようです。
温泉の歴史
バースで温泉体験するにあたって、歴史を知っているとより楽しむことができると思います。バースの温泉の歴史について、軽く解説します。
バースには紀元前5千年には既に温泉があったと言われています。
紀元1世紀にはローマ人がこの地に温泉施設を建設しました。マッサージルームからスチームバスなども設置したとされています。
ローマ人撤退すると、残念ながらこの場所は廃れてしまいます。
その後、16世紀ごろには王族が訪れ、王室御用達の温泉リゾート地としてその地位を復活させます。
18世紀には街の再構築計画が始まり、現在の美しい街並みの形成につながります。
バースで楽しむグルメ
旅行の楽しみといえば、美味しいものを食べることも一つではないでしょうか？
バースでおすすめのグルメ体験をご紹介します。
サリーランズ（Sally Lunn’s）
1680年から続く老舗カフェで、Sally Lunn Bunnというパンが有名です。
ふわふわの丸いパンで、甘い系とおかず系のバリエーションがあります。
歴史ある建物で、可愛い内装も特徴的。
ミュージアムコーナーもあり、ジャムなどのお土産を購入することも可能。
とても人気なお店で、街列ができていることも。
特別なアフタヌーンティー
バースのロイヤルクレセントでは、アフタヌーンティーを体験することもできます。
ロイヤルクレセントには「ザ・ロイヤル・クレセント・ホテル」が入っており、そこでアフタヌーンティーをすることができます。
美しい庭園やホテル内で、伝統的なアフタヌーンティーを楽しむことができます。
予約はHPからすることができます。
バースのお土産情報
せっかくバースに来たのなら、お土産も買っておきたいですよね。
世界遺産の街バースでのおすすめのアイテムを購入場所別にご紹介します。
ローマ浴場博物館 （The Roman Baths）
ローマン・バース博物館で販売されているアイテムは、そこでしか手に入らないものが多くおすすめです。
特にトートバッグなどは、手頃でデザインの可愛いものが揃っていました。
バースのインフォメーションセンター
マグカップや石鹸などのお土産が置いてありました。
お酒が好きな方には「バース・ジン」もおすすめ。
ファッジ・キッチン（Fudge Kitchen）
甘いものが好きな方には、こちらもおすすめ。
イギリスらしいお菓子「ファッジ」のお店です。
可愛らしいファッジがたくさん置いてあり、お土産にもぴったりです。
バース修道院の近くにあり、ウィンドウからは実際にファッジを作っている様子も見ることができます。
アンティークショップ
バースの美しい街並みに溶け込むように、アンティークショップもあります。
Bartlett Street Antiques Centreというアンティークショップもその一つ。
また、土曜日には「Bath Saturday Antique and Flea Market」というマーケットも開催されているようです。
ここでしか出会えない、銀食器やレースなどのヴィンテージアイテムをお土産にすることもおすすめです。
まとめ
今回はロンドンに次ぐイギリスの観光地「バース」についてまとめてみました。
美しい街並みや、温泉遺跡など見どころがたくさんあります。
街自体はコンパクトで、徒歩での観光もしやすいです。