ワーキングホリデーは年齢条件さえ満たせばとても魅力的なビザです。
ビザそのものの申請はもちろんですが、長期間日本を離れることになるため、様々な準備や手続きが必要になってきます。
今回はそんな時に必要な、ワーホリ前にやるべきことをまとめてみました。
長期間日本を離れる場合には色々と共通することがありますので、留学予定の方にも役立つ記事になっていると思います。
ワーキングホリデーとは?
ワーキングホリデービザの概要
国によって細かい条件は異なるのですが、主に18〜30歳までの若者が対象のビザです。
語学学校などで勉強することも、アルバイトなどで労働することも可能です。
基本的には1年間のビザですが、条件を満たすことによって最長3年間滞在できる国もあります。
年齢条件さえ満たせば自由に海外生活を送れる、魔法のようなビザです。
対象国とビザ取得条件
よくある条件として
- 年齢が18歳から30歳である
- 子どもを同伴しないこと
- 一定の資金を保有していること
- 心身ともに健康であること
などがあります。
条件は国によって異なるので、気になる国がある場合は早めに調べておくようにしましょう。
申請方法は?
こちらも国によって異なりますが、オンラインで申請することが多いようです。
また国によっては抽選が行われる場合もあります。
申請後に国内のビザセンターなどへ手続きに行く場合もあります。
ビザ申請などに伴う準備
パスポートの取得・更新
海外へ行くにはパスポートは必須です。
もしパスポートを持っていない場合は発行しておきましょう。
またワーキングホリデーで滞在中にパスポートの期限が切れてしまわないか?も確認しておきましょう。残り期限が少なければ更新しておく必要があります。
パスポートの取得には10〜3週間かかるので、早めに準備しておきましょう。
必要な書類をそろえる
パスポートに加え、ワーキングホリデービザ取得には様々な書類が必要です。
内容は国によって異なりますが、
- 身分証明書
- 証明写真
- 残高証明
などが必要です。
また、人によってはビザ申請の際に健康診断の提出が求められる場合があります。
ビザ申請
申請方法は国によって異なりますが、主な英語圏の国では
オーストラリア /ニュージーランド / カナダ | オンライン申請 |
イギリス / アイルランド | メール申請 |
となっているようです。
抽選があったり申請時期が決まっている場合もあるので、事前に確認しておきましょう。
個人的にはビザ申請くらいは自分でできたほうが後で困らないと思うので、自力でやることをおすすめしています。
ただ手続きに不備があった場合などは審査に落ちたりする可能性もあるので、自身のない方はエージェントに頼むのも一つの方法です。
航空券の手配
ビザ申請などが完了し、出発日が決まったら航空券を取りましょう。
航空券は早く取るほうがお得な場合が多いです。
出発日直前になると価格が高騰したり、売り切れになった場合は希望日に渡航できなくなる場合もあります。
航空券を安く取るコツや種類などについては別の記事にまとめる予定ですので、そちらも参考にしてみてください。
ただし、国によってはビザ申請前に航空券が必要な場合もあります。
語学学校の申し込み
もし現地で語学学校に通う予定の方は語学学校の申し込みをしておきましょう。
語学に不安のある方や海外に慣れていない方は最初の3ヶ月だけでも学校に行ってみることをおすすめします。
最初の滞在先もホームステイや寮などで確保できたり、空港からの送迎を利用できたり、生活の基盤を作る期間にぴったりです。
語学学習以外でも現地生活でわからないことがあれば、学校のオフィスなどに相談もできますし、友達も作りやすいです。
宿泊先の予約
現地到着直後に滞在する場所についても考えておきましょう。
滞在先の選び方については下記にまとめていますので参考にしてみてください。
またホームステイや語学学校提携の寮に滞在する場合もあると思いますが、その場合についても比較の記事を作成したのでよかったら参考にしてみてください。
渡航前の準備
歯科検診や治療
海外旅行保険に入っていても歯科治療はプランによっては適応外だったり、全額は保証されない場合が多いです。
慣れない環境や言語で病院に行くのも不安だと思いますし、検診や治療は済ましておくことをおすすめします。
また、歯科に限らず不安なことがある場合は日本にいるうちに病院にかかっておくと良いです。
処方薬を使用している方はかかりつけ医に相談して、ある程度の薬をまとめてもらっておきましょう。
処方箋や診断書を英語でもらっておくとさらに安心です。
海外旅行保険の加入
国によっては海外旅行保険に加入しなければいけない場合があります。
また病気だけでなく物損や盗難被害などでも保険が効く場合があるので、保険には加入をしておくことをおすすめします。
保険にはいろいろな種類があるので、行く国の条件を確認し、自分に合ったものを選びましょう。
緊急連絡先の登録
在留届など大使館や領事館へ連絡先を登録しておくと、事件などの発生情報が配信されたり、在外投票のお知らせなどが届いたりします。
無料で簡単に登録できるのでおすすめです。
海外での生活に必要な書類の準備
現地で運転する場合は国際免許証の準備をしておきましょう。
現地での切り替えも可能な場合があるので、事前に調べておきましょう。
また学位証明書などが就職の際に必要になることもあるので、現地で仕事を探したい方はあったら便利だと思います。
このような感じで自分に必要そうな書類を用意しておきましょう。
出発前の公的手続き
原則1年以上日本を離れる場合は、海外転出をする必要があります。
ただ、ワーキングホリデーに関しては1年以内に帰ってくることもできますし、国によっては延長もできます。
地方自治体によって対応も変わってくるので、事前に確認しておくことをおすすめします。
出発前にしておいた方がいい役所手続きに関しては別の記事でまとめる予定ですので、また参考にしていただければ幸いです。
銀行などの手続き
クレジットカード・デビットカードの準備
現地で使用できるクレジットカードやデビットカードの準備をしておきましょう。
クレジットカードやデビットカードの選び方は別の記事にまとめていますのでよかったら参考にしてみてください。
現地通貨の準備
キャッシュレスが進んでいる国が多いですが、現金もいくらか持っておくと安心です。
日本で両替しておく方法や、キャッシングなどで現地ATMから引き出す方法などがあります。
キャッシングなどの方がお得な場合も多いので、現金の準備方法は確認しておくことをおすすめします。
日本の銀行口座の管理
日本の銀行口座についてもどうするか考えておきましょう。
もし日本の住民票を抜く場合は、口座を解約しなければならない場合もあります。
海外からでも利用できるオンラインバンクの利用がおすすめです。
こちらの記事におすすめのオンラインバンクをまとめていますので、よかったら参考にしてみてください。
スマートフォン等の通信契約の見直し
日本で使用しているスマートフォンの契約も見直しておきましょう。
現地では現地のSIMを使うことにはなると思いますが、日本の番号は残しておくのか?それとも解約してしまうのか?なども考えておきましょう。
個人的には格安SIMで日本の番号を残しておくことがおすすめです。
その理由やSIMについては下記記事にまとめていますので参考にしてみてください。
持ち物の準備
パスポートやビザなどの必須書類、クレジットカードやスマートフォンなどの生活必需品、衣類や日本から持ってきておくと便利なグッズなど・・・
持ち物に関しては下記記事に詳しくまとめていますので、参考にしてみてください。
渡航前の心構え
文化と習慣の理解
「郷に入れば郷に従え」と言いますし、渡航先の文化や習慣について軽くでも良いので調べておきましょう。
マナーやルールなどが日本とは異なり、知らなければ戸惑ったり罰金を課せられるケースもあります。
例えば私のいたドイツでは電車の駅に改札がありません。
本来は切符を購入して電車に乗るのですが、それがわかっておらず切符なしで電車に乗ると罰金を取られる、といったこともおきています。
基本的な現地語の勉強
言語についても最初はわからないかもしれませんが、ある程度勉強していくことをおすすめします。
せめて挨拶やトラブル時のフレーズなどだけでも覚えていきましょう。
「行ったらなんとかなる」という方もいますが、確かになんとかはなります。
しかし語学力を伸ばしたいのであれば、渡航前でも現地でも勉強は必須です。
まとめ
今回はワーホリに行くまでの準備期間に焦点を当てて記事を作成しました。
必要書類が思うように揃わなかったり、手続きに時間がかかったり、様々な要因で計画通りにいかないこともあります。
やるべきことがたくさんあって大変だとは思いますが、時間に余裕を持って計画するようにしましょう。