イギリスでの家探し、初めての方にも参考になるように記事をまとめてみました。
現地での住宅事情や、サイトの使い方など、初めての方には不安がつきものです。
便利なサイトやアプリ、物件探しのコツやおすすめの時期などもご紹介します。
この記事を読めば、効率的にイギリスで理想の住まいを見つける方法がわかります。
また、その他海外での住まい探しについては下記の記事にもまとめています。
イギリスの住宅市場の現状とは?
イギリス、特にロンドンでは深刻な住宅不足が続いています。
これはヨーロッパの各都市に共通する問題です。
インフレによる金利の上昇や、コロナ禍収束による人の移動など、様々な要因があります。
このような理由でどんどん住宅価格が上がり、地元の方でも一人暮らしをすることが難しいのが現状です。
家探し用語
イギリスでの家探しでよく見かける用語をまとめて見ました。
Flat Share:いわゆるシェアハウス。基本的に自分専用の部屋があり、キッチンやバスルームは他の人と共用するタイプです。
Studio:一人暮らし用のお部屋で、自分専用のキッチンやバスルームがついています。
光熱費は別の場合が多いので要注意です。
Deposite:敷金のこと。退去時に物件や備品に破損がなければ返ってくるお金です。
Long term:長期契約
Short term:短期契約
Landlord:大家さん、貸し手
Tenant:借り手
Inclusive:光熱費込み
Exclusive:光熱費別
Furnished:家具付き
Unfurnished:家具無し
En suite:専用のバスルーム付き
Professional:社会人
Student:学生
家賃の相場を知る
家を探す時期や、住む場所によって家賃は変わってきます。
なるべく早くから家探しサイトなどをチェックしておいて、相場を知っておくことが大切です。
家具付きなのか?光熱費は家賃に含まれているのか?職場や学校までの距離はどれくらいか?などは気にしておきたいポイントです。
イギリスでの家探しの時期と準備
ここからは、実際に家探しをするにあたっておすすめの時期や必要なもの、注意点についてまとめてみました。
物件探しに最適な時期はいつか?
結論から言うと、家探しが最も難しいのは「9月」です。
学生はこの時期に新学期が始まるので、8月後半〜9月にかけては、空き部屋を探すことは非常に困難です。
時期をずらせるのであれば、この時期を避けることがおすすめ。
イギリスの家探しに必要な書類や手続き
シェアフラットの場合、基本的に大家さんとの個人契約になります。
そのため契約書がなかったり、細かいことを有耶無耶にされて、後からトラブルになるケースがあります。
基本的には、
- パスポートなどの身分証明書
- 契約書
- 残高証明
などがあれば大丈夫です。
エージェントを通す場合でも要注意です。
詐欺や違法な条件で貸し付けている悪質なエージェントの話も耳にしたことがあります。
エージェントを通したから安心!とはいかないようです・・・
現地で家探しする際の注意点
家がなかなか見つからない焦りや不安を利用した、詐欺なども多いので注意してください。
よくあるのが「大家は海外にいるので、デポジットと最初の家賃を送金してくれたら、後から鍵を送るよ!」と言ったもの。
鍵は送られてきませんし、そもそも内見せずに家の契約はおすすめしません。
家探しに使える便利なサイトとアプリ
Rightmove
基本的にエージェントが物件を載せているサイトです。(アプリもあり)
マップ上から位置を確認して探せるのが便利でした。
URL:https://www.rightmove.co.uk
Zoopla
こちらも基本的にエージェントが物件を載せているサイトです。(アプリもあり)
シェアから一軒家まで幅広く掲載されています。
MixB
日本人向けの情報サイト。そのため物件に関しても大家さん(のパートナー)が日本人だったり、シェアメイトが日本人のことも多いです。
MixB内に限らず、詐欺物件の注意喚起などをシェアしてくれている方もいるので、こまめに情報をチェックしておくことをおすすめします。
Spareroom
イギリスでは最もポピュラーで、物件数も多い印象。
その分詐欺物件なども紛れている確率が高いです。
URL:https://www.spareroom.co.uk
イギリスでの家探しのコツ
ここからは家探しのコツをご紹介します。
正直運とタイミングの世界ですが、皆さんの家探しが少しでも楽になるように、私が試した方法をご紹介します。
周りにアピールする
職場や学校、さらには初対面の人とのスモールトークまで。
「家を探している」ことをアピールしました。
私はこれで家を見つけることはできませんでしたが、「知り合いのシェアフラットが1部屋空くかもしれない」と言ったような情報をくれる方も結構いました。
SNSを活用する
SNSで上記同様に、家探しのアピールをする方法も。
家だけでなく、住み込みのお仕事の情報をシェアしてくれた方もいました。
逆に空く予定の部屋情報をシェアしてくれている方もいるので、要チェックです。
内見や契約時に注意する点
内見での注意点やチェックリストは別の記事にてまとめています。
よかったら参考にしてみてください。
どうしても見つからない時は?
海外での家探し、タイミングによっては本当に難しいです。
どうしても家が見つからない時は、どうすれば良いか悩みますよね。
私の個人的な意見ですが、「焦りは禁物」です。
焦ってしまうと詐欺にひっかかりやすくなったり、不利な条件で部屋を借りることになってしまうことになりかねません。
実際私はどうしても部屋が見つからず、一時的にですが家賃の高い家に住むことになってしまいました。その期間は金銭的にも、メンタル的にも本当にしんどかったです。
そうなってしまうよりかは、今滞在している先を延長したり、エアビー(Airbnb)を利用したりしながら、余裕を持って家を探すことが良いのかな、と思います。
一時的な滞在先については、下記の記事も参考になると思いますので、よければ参考にしてみてください。
まとめ
今回はイギリスでの家探しについてまとめました。
SNSや家探しのサイトをこまめにチェックして、情報収集することが大切です。
また、周りの人にアピールしておくことも癖にしておきましょう。
本当に大変だとは思いますが、皆さんが良い住まいに出会えることを祈っています。